
史跡 江戸城外堀跡石垣の地下展示室です。銀座線虎ノ門駅から文部科学省方面へ進んだところで、新庁舎連絡通路内にあります。地上からだと11番出口を入ったところです。住所は千代田区霞が関3丁目です。合同庁舎建築にともない、2004年の遺跡発掘調査で発見されました。黒い部分の上の端がお濠の水面の高さです。
1636年に幕府が全国の大名を動員して築いたものです。写真では分かりにくいのですが、矢筈の刻印があり、豊後佐伯藩毛利家が担当した場所であることが分かります。全長14kmを60家の大名で分担しています。

伊豆で産出された花崗岩で、石切り場で60〜80cmの角錐の形に加工して、船で運びました。規格化していたようですね。隙間を間詰石で固定しています。