
古い橋の手摺で見つけた、キマダラカメムシです。国内に生息するカメムシ亜科では最大種で、成虫で20〜23mmです。成虫は黒地に白い細かい斑点ですが、これは老齢幼虫で、白縁に濃いグレーの地にオレンジ色の斑点があります。ちょっと見えにくいですが、一部黒い膨らみにオレンジの斑点2個があります。黒い触覚の先の方の一部が白くなっています。高速に動かしていますので、写真ではブレています。
台湾から東南アジア原産ですが、江戸時代に長崎の出島に来日しました。1770年頃採集で、1783年に新種記載されています。しかしその後150年間再発見がなかったのですが、1934年頃、長崎市で採集されました。その後勢力範囲を広げ、2008年に東京に来ました。