
2016年版天文年鑑を買いました。表紙はニューホライズンズが撮った冥王星です。クレーターが意外と少ないその姿に驚かされます。カロンも似た姿ですね。
2016年は月食はなしで、皆既日食と金環日食がそれぞれ1回あります。日本では3月9日昼前に部分日食が見られます。東京では11時8分に最大食分0.26です。スマトラ、ボルネオでは皆既日食になります。
5月9〜10日に水星の日面経過がありますが、日本とオーストラリアでは見られません。
金星は前半は明けの明星で、6月7日の外合のあとは宵の明星となります。留、内合、最大離角、最大光輝はありません。金星は1月7日には月と土星と接近し、1月9日には土星と24′まで接近します。
火星は5月22日に衝で、5月31日に最接近となります。今回は18.6″の中接近です。次回2018年が大接近ですね。8月25日に火星、土星、アンタレスが並びます。
木星は3月9日が衝で、9月27日が合です。8月28日に金星と、10月11日に水星と接近します。
土星は6月3日が衝で、12月10日が合です。蛇遣い座ですがアンタレスの上辺りに見えます。環の開きは最大に近いです。
2016年は肉眼で見られる明るくなる彗星はなさそうです。8月のペルセウス座流星群が期待できそうです。極大は8月12日です。11月の獅子座流星群、12月のふたご座流星群は観測条件が悪いようです。
火星以外は見所の少ない一年ですね。
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天文年鑑2016年版