
今年の見どころは、火星の15年ぶりの大接近です。次の大接近は2035年です。衝は7月28日で、最接近は7月31日で、-0.1等級です。ピンポイントの現象ではないので、夏の間はよく観察できます。いて座とやぎ座の間あたりにいます。
日食は3回ありますが部分日食で皆既日食はありません。いずれも日本では見られません。月食は2回あり、1月31日の皆既月食は日本全国で最初から最後まで見られます。7月28日の皆既月食は、東北以西では皆既食中に月没ですが、北海道と東北の一部では皆既食が始まる前に月没となります。
水星は3月中旬と7月初旬に西の空でよく見えます。金星は2月中旬から10月初旬まで宵の明星で、東方最大離角が8月18日で、最大光度が9月21日です。10月25日の内合を過ぎて、11月初旬から明けの明星となり、12月2日に最大光度となります。3月19日には月と金星と水星が接近してよく見えます。
木星の衝は5月9日で、春から夏によく観察できます。ほぼてんびん座にいます。
土星の衝は6月27日で、夏が見頃ですが、4月2日前後に火星と接近します。ほぼ同じ明るさで色違いですね。環が最大に近く開いているので、双眼鏡でも環が見えるでしょう。
ペルセウス座流星群の観測条件がいいですね。7月20日から8月20日で、8月13日が極大です。ふたご座流星群も条件がよく、極大が12月14日です。
ビルタネン彗星が12月12日に近日点通過で12回目の回帰です。12月16日頃地球に最接近で、0.078AUです。1167万kmか。
最近は、太陽系内の発見よりも、系外惑星の発見が多いですね。初めての発見が1995年で、今は3500個以上確認されています。
※1月2日の満月はかなり大きいようです。35万6600kmです。