中央区佃1丁目にある住吉水門です。隅田川沿いにある住吉神社の鳥居のすぐ上流側にある水門で、佃川支川と隅田川の接続点にあります。幅4mの鋼製単葉ローラーゲートで門扉高さは5.75mです。1965年(昭和40年)竣工で、2016年に耐震化工事が終了しました。
現在、ゲートは開いていますが、水は堰き止められているので船の通行はできません。
佃小橋の上から見た佃川支川です。水を抜いて工事中ですね。突き当りを左折すると住吉水門で、角が住吉神社です。右の少し高い部分に、柱と抱木(だきぎ)が埋設されています。住吉神社の例祭(佃祭)の3年に一度の本祭の時に立てる、大幟の柱とその土台となる抱木です。1798年から同じものが使われていて、3年に一度掘り出すわけです。腐食を防ぐために埋められています。次回本祭は2021年8月です。
佃川は月島と佃の間を流れる川でしたが、佃大橋を造る時に埋め立てられ、支川のみが残り、堀割りになりました。佃堀ともいいます。