靖国通り(国道14号)が隅田川を渡る両国橋で、手前が中央区東日本橋2丁目、先が墨田区両国1丁目です。3径間ゲルバー式鋼板桁橋で、1932年(昭和7年)竣工、石川島造船所、間組施工です。関東大震災復興の橋としては最後に完成したものです。
中央区内や隅田川にかかる橋は、上物があるものが多く、個性的ですね。その中で、両国橋はあまり目立ちませんが、この親柱は目につきます。
花火の玉説もありますが、どうやら地球儀というか地球を表しているらしいです。私には、ヘルメットとゴーグルのように見えるのですが、この四角いものについては諸説あるようです。世界を見る窓とか、世界を照らす照明だとか、地球にかかる橋だとか、色々あります。
よく見ると、手前の手すりにも玉がありますね。
下から見るとこんな感じです。ゲルバー橋というのは、カンチレバー橋で、片持ち梁橋ともいいます。橋脚から先に水平に突き出した部分で、中央の梁を支える構造です。この写真ではよくわかりませんけど。