必ず消えるわけでなくあるルールによって消えるのだが、その建物の近くでキャンプしながら謎解きをするのだ。いろいろな可能性を数多く出しながらつぶしていくという、かなり論理的な思考実験のような感じだ。ただ、張りつめた雰囲気の中で、キャンプの食事がおいしそうでちょっとほっとする。
途中からはなぜか神秘的になっていき、ちょっと様相が変わってくるのだが、あまり詳しくは書けない。こういう小説だとしょうがないね。
かなり面白く読ませていただきました。普通のミステリとは違う恩田ワールドを楽しめると思いますよ。
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