大田区大森北2丁目、磐井神社の前にある磐井の井戸です。第一京浜・国道15号沿いにあります。
東海道往来の旅人に利用されていた井戸で、この水を飲むときは、心正しければ清水、邪心があれば塩水になるという言い伝えがあり、霊水・薬水とも呼ばれていました。
元々は磐井神社の境内にあったのですが、1927年(昭和2年)、第一京浜としての東海道の拡幅工事により、道路際になってしまいました。
古地図で見るとこの辺りの東海道は海沿いの道だったようです。1kmぐらい北に鈴ヶ森刑場がありました。江戸の南の入口とされている場所です。小塚原が北の入口ですね。
【写真>┴オブジェ/像/記念碑/遺跡の最新記事】