太陽の位置(黄経)の春分を基準として90度ごとにあるのが、夏至、秋分、冬至ですね。これは皆さんよくご存知だと思います。それを半分にして春分と夏至の中間の45度の位置が立夏で、夏至と秋分の中間が立秋、秋分と冬至の間が立冬、冬至と春分の間が立春で315度の位置です。これで八分割です。その45度を15度で三分割したのが二十四節気です。順番に並べます。
立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒
大寒の終りの日が節分です。立春というのはこれから気温が上昇に転ずるという日なので一番寒い日なのです。暦の上では春なのにまだまだ寒いと言う人(マスコミ)がいますが、馬鹿なのでしょうがないですね。
江戸時代までの太陰暦だと閏月があったりとか、ズレが生じるので、農業ではこちらの方が重要です。

節分は豆まきが日本の伝統だと思っていたのですが、最近変なものが流行っていて気になります。恵方巻きというのはセブンイレブンが1998年に名付けたらしいです。巻き寿司を切らないで食べるということ自体、下品だと思うのですが、一説によると、関西の遊郭で遊女に巻き寿司を咥えさせ、それを男性客がニヤニヤしながら見るというのがルーツらしいです。犯罪的な下品さですね。