2015年02月02日

節分と立春

節分というのは立春、立夏、立秋、立冬の前日なので正確には四回あります。季節を分けるという意味です。
太陽の位置(黄経)の春分を基準として90度ごとにあるのが、夏至、秋分、冬至ですね。これは皆さんよくご存知だと思います。それを半分にして春分と夏至の中間の45度の位置が立夏で、夏至と秋分の中間が立秋、秋分と冬至の間が立冬、冬至と春分の間が立春で315度の位置です。これで八分割です。その45度を15度で三分割したのが二十四節気です。順番に並べます。
立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒
大寒の終りの日が節分です。立春というのはこれから気温が上昇に転ずるという日なので一番寒い日なのです。暦の上では春なのにまだまだ寒いと言う人(マスコミ)がいますが、馬鹿なのでしょうがないですね。
江戸時代までの太陰暦だと閏月があったりとか、ズレが生じるので、農業ではこちらの方が重要です。
恵方巻き
節分は豆まきが日本の伝統だと思っていたのですが、最近変なものが流行っていて気になります。恵方巻きというのはセブンイレブンが1998年に名付けたらしいです。巻き寿司を切らないで食べるということ自体、下品だと思うのですが、一説によると、関西の遊郭で遊女に巻き寿司を咥えさせ、それを男性客がニヤニヤしながら見るというのがルーツらしいです。犯罪的な下品さですね。
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2011年08月12日

東京アメッシュ

夕立の季節ですね。普通は天気予報を確認してから出かけることが多いと思います。でも、今降ってないのだけど、もうすぐ降り始めるんじゃないかとか、今小降りなんだけど、強くなるのか、止むのかとか特定の場所の直近の予報は分かりませんよね。ということで、いろいろな人に薦めているので知っている人も多いかもしれませんが、「東京アメッシュ」の紹介です。
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/

東京アメッシュ画面東京都下水道局がレーダー雨量計のデータを基に、東京周辺の雨量を表示しています。中央部分は250m四方、周辺は500m四方、さらにその周辺は1km四方のメッシュとなります。2時間前から、5分ごとに表示されますので、連続して見ると、雨の降っている場所の移動状況がわかります。夕立の場合は雨の降っている場所は意外と狭いです。

これを見れば特定の場所の雨の降り方が予測できます。あくまで予測なので、自分でしないといけませんけど。雨雲が一定の動きをしているときは、初めての人でも予測可能です。雲が停滞しているときは難しいです。

梅雨のようなしとしと降る雨のときは、三浦半島から東京湾奥方向へ雨雲が移動することが多いです。夕立の雨の場合は、奥多摩、奥秩父で発生した雨雲が、埼玉南部か東京方面へ移動することが多いようです。夕立の方が雨域がくっきりしていますね。都内でいきなり積乱雲が発達することもたまにあるようです。

このサイト、三年前にリニューアルしてより広い地域に対応して使いやすくなりました。どうぞ、ご活用下さい。
携帯電話でも利用できます。携帯でのアクセス方法はこちらから。

<この記事は贅床ブログからの転載です>
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2011年06月02日

二酸化炭素をつくる

水槽どうしてそんなものをつくるかというと必要だからです。植物の光合成には二酸化炭素が必要なのです。密閉されたところ、特に水槽内では不足しがちです。水道水には二酸化炭素がけっこう含まれていますから、定期的に水道水を足せばいいのですが面倒ですね。そこで、二酸化炭素を添加するわけです。

手っ取り早いのは、ボンベを買ってくることですね。74gで600円ぐらいです。ただ、レギュレーターとかも必要でちょっと大げさです。そこで、家庭にあるものでつくれないかと考えました。

イースト菌を水に溶かして砂糖を加えると、イースト菌発酵で二酸化炭素が発生します。これを利用しています。砂糖だと一時的な発生で持続しないので私は氷砂糖を使っています。砂糖水をゼラチンで固めて利用している人もいますね。一番簡単で安価な方法だと思います。

密閉された空間ではやはり二酸化炭素不足になるようで、温室の中で使う、施設園芸用の炭酸ガス発生装置なるものも売っています。まあ、ストーブみたいのものですけど。
秋葉式炭酸ガス発生装置

地球上には750ギガトンしか二酸化炭素がありません。地球上の全植物が光合成で使うと9年でなくなる量だそうです。ただし、植物が死んだら、燃やすにしても腐るにしても二酸化炭素を発生させますので実際には、なくなることはありません。吸った分はちゃんと吐き出します。心配ご無用です。森林は二酸化炭素の吸収源と思っている人がいますが、違います。
<この記事は贅床ブログからの転載です>
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2011年05月13日

緑のカーテン

2007年からベランダでゴーヤをつくっています。主として食料用なのですが、夏場の日よけにもなるので、一石二鳥です。ただ、けっこう頻繁に水をやらないといけないので手間はかかります。その水分の蒸発のおかげもあって、気温が下がるようですね。

ここのところ、夏場は数日しかエアコンを使っていません。ゼロの年もありました。別に、省エネとかを心がけているわけではなくて、あまりエアコンが好きではないだけですね。

J-WAVEでGrow Green Projectというのをやっていて、ゴーヤの種を配っています。グリーンカーテンの方が主目的のようですね。
http://www.j-wave.co.jp/special/gggoya/

育て方はこちらが詳しいです。みどりのカーテン交流広場。
http://www.kcfca.or.jp/midori/howto.html

ゴーヤの雌花最初の年は、雄花、雌花があるのを知らなくて、なんで咲いたあとぽとぽと落ちるのだろう?と思ってました。雄花だったのですね。数は多いです。十倍ぐらい?ですかね。花の時期は、蝶とか蜂とかも来るので観察するのも楽しいです。

ゴーヤに限らず、オクラやキュウリなども未熟な実を食べるのですね。ゴーヤの場合は、開花からの日数で収穫します。ちょっと油断するとすぐに黄色くなってしまいます。もっとおいておくとはじけます。鉢植えの場合は、スーパーで売っているものよりは小ぶりになります。みそ汁に入れるのにちょうどいいぐらいですね。

この写真は去年の8月のものです。今、種蒔きすれば、まだ間に合います。
今年の夏は節電ですね。ウチではいつものとおりなのですが。
<この記事は贅床ブログからの転載です>
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2009年11月04日

太陽光発電

電気代が値上がりになるらしい。太陽光発電からの買い取り額を二倍にするためだそうだ。10年間限定みたい。

設置費用は半分補助金、売電は倍額、それでも十年で元をとれるかどうかのようだ。効率の悪さを自ら証明しているようなものだな。そのエコエコ詐欺に引っかかる人は少数派だろうが、その尻拭いをするのは消費者全体なのだ。

太陽光発電はもともと効率が悪い。15%ぐらいか? 化合物系だと35%以上もあるが高価なので人工衛星ぐらいにしか使えない。日本の気候では、砂漠地帯の半分しか発電できない。降雪のある地方だとさらに効率が下がる。経年劣化や汚れでも効率が下がる。10年経てば高層マンションや樹木の成長で日陰になることもあるだろう。先のことは分からないものだ。

シリコン系は値段が高い。3〜4キロワットの一般家庭用で工事費込みで二百万ぐらいだ。有機系だと安くなるが効率はシリコン系の半分しかない。また、パネルが安くなったとしても設置工事費全体はあまり安くはならない。それぞれの屋根にあわせた設置方法でカスタムメイドなので量産効果がないからだ。

パネル自体の故障率は十年で一割ぐらいだそうだ。直流を交流に変えるパワーコンディショナーはもっと故障率が高いらしい。これも安全な壊れ方ならいいが、まれに使っている家電品を壊してしまうこともあるらしい。元をとるどころではない。

これは使うにしても、家庭用には向いていないのは明白だ。学校とか工場とかの方がいいだろう。ある程度パネルの枚数をまとめてからちゃんとしたパワーコンディショナーを使う方が効率がいいだろう。有機系の安いパネルを設置台ごと規格化して大量生産して工事費を安くするとかしないとだめだな。新築はパネルが直接付けられる規格にするとかにすれば効率的だろうけど、先の話だな。

半島の先とか小さい離島とかは、送電設備や発電所の規模を考えれば、風力とのセットで使うことでメリットがあるかもしれない。でも、人口密集地で必要かな?
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