2009年12月14日

ベーゼンドルファー

今のピアノの三大メーカーと言えば、ヤマハ、スタインウェイ、ベーゼンドルファーだそうです。台数比率は100対10対1ぐらいです。

ベーゼンドルファーは手作りなので少ないのです。年間350台ぐらいしか作らないらしく、今までの合計が48000台だそうです。だから値段も高くなりますね。だいたい一千万円以上です。

1828年オーストリアのウィーンで創業されました。愛用者としては、ヴィルムヘルム・バックハウス、オスカー・ピーターソンが有名ですね。

ボディの85%以上を響板と同じスプルースという素材を使い、楽器全体が鳴ることで倍音が多く柔らかい音色となっています。ピアノの底の部分の支柱も井桁状で頑丈そうですが、これもスプルースを使っています。

side_by_side.jpgオーディオラボというレーベルでサイド・バイ・サイドというアルバムが何枚か出ています。A面がベーゼンドルファーで、B面がスタインウェイで、録音されています。A面がドラムレストリオで、B面が普通のピアノトリオですね。ピアノは八城一夫です。ホールは違いますが同じ人が録音していますので、音質の違いがよく分かります。というか、それを際立たせる為のレコードですね。

押しの強い低音にきらびやかな高音の豪華でダイナミックな音のスタインウェイに対して、おとなしく柔らかでころころした感じで品のいいベーゼンドルファーの音は対照的ですね。

そのベーゼンドルファーも昨年ヤマハに買収されました。機械で安く大量生産の会社ですからね。どうなりますか。

ピアノが一台しかないホールはたいていヤマハです。二台あるところは、ヤマハとスタインウェイです。三台あるところは少ないですね。最近は学生のときに弾いていて慣れてるのでヤマハがいいというピアニストも多いそうです。

ベーゼンドルファー・ジャパン

ベヒシュタインの記事はこちら
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2009年12月03日

ベヒシュタイン

頼まれてピアノ発表会の写真を撮ることがあります。撮影前にまずすることは、ピアノをきれいに拭くことです。前から見える側面だけですけど、見た目では気にならなくても、手のあととかが写真にははっきり写ることがあるので、必要な作業ですね。特に黒ピアノが一番要注意です。

私が拭いた(弾いたではありません)中で貴重なものはベヒシュタインですね。大田区の小さなサロンです。ピアノのストラディバリウスと呼ばれるほどの名器です。ただ、値段はそれほど高くないです。日本には百数台しかありません。

分離がよく立ち上がりのよい透明感のある独特な音ですね。弾いた子供たちも驚いていました。本番前に試し弾きして、その様子を間近で撮影します。本番はジャマにならないように後ろの方から撮ります。

弾く人で全然違う音が出るのがピアノですけど、先生が弾くとまた違いが際立ちます。指のタッチに敏感に反応するようです。金属フレームやケースをできるだけ鳴らさないで、響板だけを鳴らすのが特徴みたいです。

昔のピアノの三大メーカーと言えば、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタインです。

ベヒシュタインは1853年創業のベルリンの会社です。リストやドビッシーも愛用していました。セシル・テイラーやチック・コリアも愛用しているらしいです。手持ちのレコードで弾いてるものがないか見てみましたが確認できませんでした。鍵盤が写っている写真だとスタインウェイが圧倒的に多いですね。単に使っている人が多いのか、PRなのかはよく分かりませんが。

実は、新品は音が少し曇っているらしいですね。弾きこむごとに透明感が増すそうです。

ベヒシュタインのサイト(日本語もあります)
http://www.bechstein.de/default.aspx
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2009年10月23日

アルミチェロと新幹線

またまた、昔のを掘り起こしたネタです。mixi以外の人には初めてですけど。

アルミチェロによる演奏
http://www.youtube.com/watch?v=A6AEbIjlxw4

youtubeでは音質に関してはどうこう言えませんが、見た目のインパクトはありますね。

山下工業所というところで作っています。実用品というよりは、ウチの技術ではこういうものも可能ですよ、という製品ですね。板金の会社です。
http://www.yamashita-kogyosho.com/

曲面主体の新幹線先頭車両の打ち出しはこちらの会社でやっています。日立製作所笠戸事業所(以前は笠戸工場)の下請けですね。下松駅前には新幹線製造の街という看板があるらしいです。

この日立の工場は国道沿いにあり外から見えるところに新幹線車両を置いていました。子供の頃の記憶なんではっきりしませんが、東海道新幹線開業の頃から置いてあったような気がします。ひょっとしたら開業前からかなあ。私は普通の人より早く新幹線を見ているかもしれませんね。走っているところを見たのはずっと後ですけど。山陽線をまだSLが走っていた頃のお話でした。
railstar.jpg
最近引退で話題の0系です。蚕の幼虫がデザインの元となったようですね。モスラと兄弟か?

笠戸事業所で今は、N700系と800系(つばめ)を作っているようですね。

※この写真は700系です。
タグ:電車
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2009年08月15日

アニタ・オデイ



ドラムスのジーン・クルーパのバンドをバックに歌うアニタ・オデイです。このときの専属歌手でした。トランペットはロイ・エルドリッジですね。この演奏は1942年のものです。今日終戦の日ですが、第二次大戦中です。

実は私はこの、アニタ・オデイをライブハウスで聴いています。1978年だったと思います。親日家でけっこう何回も来日してますので聴いた人は多いのじゃないでしょうか。よくそんなに口が回るなっていうぐらいのスキャットも健在でした。YouTubeで捜すと、2004年まではライブ活動をしていたみたいですね。2006年に亡くなっています。

1958年のニューポートジャズ祭の記録映画である「真夏の夜のジャズ」の映像が一番有名ですね。高速Tea for Twoです。即興的、楽器的歌唱法がジャズセンスそのものですね。
http://www.youtube.com/watch?v=fD2c7lcuWao

すごい美人というわけじゃないけど、黒い帽子に黒いピッタリしたドレス姿がすてきです。客席ばかり写しているのはこの映画のコンセプトです。

昔は夏場はこういうジャズ祭によく行ったのですが、最近行ってないですね。もっぱらウチジャズ。でも夏は窓開けっ放しなので少し自粛ですけどね。
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