
石内都の写真集初期三部作のうちの二册目ですが、最初の個展が「絶唱、横須賀ストーリー」なのでデビュー作といってもいいかもしれません。あと二つは「アパートメント」と「連夜の街」です。
この本は写真通信社で1979年刊行です。
森山大道風のざらざらした荒々しい写真ですが、からっとしてなくて怨念がこもっています。6才から19才まで暗い思春期を過ごした、横須賀に対する恨みというか敵討ちらしいです。
石内都は彼女の母親の本名の旧姓だそうです。その母親の遺品を撮った写真とか、フリーダ・カーロの遺品も有名ですね。
実は島尾さん宅で会った事があります。あまりお話しできませんでしたが。
この本、アマゾンでは見つかりませんでした。